翻訳と辞書
Words near each other
・ ペリン
・ ペリンオウギハクジラ
・ ペリンダバ条約
・ ペリンドプリル
・ ペリン・チェリック
・ ペリ・プシュケース
・ ペリ・プシューケース
・ ペリー
・ ペリー (DD-11)
・ ペリー (DD-340)
ペリー (酒)
・ ペリー (駆逐艦)
・ ペリーコモ
・ ペリート
・ ペリーヌ
・ ペリーヌ・クロステルマン
・ ペリーヌ物語
・ ペリービル (ミズーリ州)
・ ペリービルの戦い
・ ペリービル高校 (ミズーリ州)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ペリー (酒) : ウィキペディア日本語版
ペリー (酒)

ペリー()もしくはペアサイダー()は、洋梨の果汁を発酵させたである。日本ではポワレ()の表記も見られる。シードル(、)に近く同じような製造方法で製造されている。アルコール度数も同じで4-8%前後である。日本の酒税法では発泡性酒類のその他の発泡性酒類に分類されている。発泡性がある場合が多いが、発泡性でないものは、ワイン同様に日本の酒税法では「果実酒」に分類されている。
== 概要 ==

イギリス西部西部地方、ウェールズフランスのとりわけノルマンディー地方、アンジュー地方で、何世紀にもわたって一般的に普及している。スウェーデンも同様にサイダー(シードル)造りがさかんで、主なブルワリーは、コッパルベリ社、ヘールユンガ サイダー社、Rekorderligサイダー社などが生産している。
ペリー用の専用品種が使われ、イギリスではブレイクニー・レッド()が様々なペリー用梨の中で一般的に使われている梨である。それらの梨は生食には向かない。この品種の梨はタンニンが食用梨に比べて多く、果実は小さい。
イギリスのウスターシャーヘレフォードシャーグロスターシャーのペリーは欧州連合地理的表示保護(EU PGI)に指定されている。
イギリスではペアサイダー () または、ペリーと呼ばれ、同じく洋梨酒(多くの場合発泡性のもの)を指す。また口当たりもいいことから、ビールの苦手な女性やアルコールを飲み始めた10代の労働者階級の子供が飲む最初のアルコールとしてポピュラーである。
ペリーは、アルコール度も高くスパークリングワインのような感じで扱われていてボトルのサイズもワイン同様750ml前後が多く、ペアサイダーは、アルコール度もビールやサイダー(シードル)に近くボトルのサイズもビール同様に500ml前後または、350ml前後が多くビールのかわりに飲まれることも多い。味もペリーは、ワインに近く、ペアーサイダーは、ジュースのようなほのかな甘さがあり、炭酸清涼飲料水に近い。
500ml前後の物は、ビール瓶タイプが使用され、アルコール度数もビール同様に5%前後の物が多く、値段もビールと同等の値段で販売されていて、主にペアサイダーとして販売されている。また750ml前後の物は、スクリューキャップのワインボトルタイプが使用され、アルコール度数は、8%前後の物が多く、ペリーとして販売されている。値段は、アルコール度数8%前後の750mlワインボトルタイプのペリーの方が安く、アルコール度数5%前後の500mlビール瓶タイプのペアサイダーの方が高い。
2014年度の国際品評会の一つであるインターナショナル・サイダー・チャレンジ(国際シードルコンテスト、英語: International Cider Challenge、通称:ICC)で、Weston's CiderのHenry Westons Vintage PerryがTrophy awardを受賞している。
ボトルは、白ワインボトルビール瓶が使われ、シードルボトルの色はペアサイダーの種類や産地によって異なる。シャンパン用のボトル(スパークリングワインボトル)が使われることもある。一般的に多いのは、ホッピーのような瓶の形が多い。ビール同様に中瓶(500ml)が主流で、まれに小瓶(330ml)がある。缶シードルもある。ラベルのデザインとボトルの形状同じでアップル(apple)かペア(pear)の文字とボトルの色だけを変えているブランドが多い。
グラスは、ビアグラスが使われる。
海外の大衆酒場(Public house)では、お酒の種類は違うが、日本のチューハイサワーのような感じで女性や若者に親しまれている。
ペアサイダーなどを醸造するサイダー醸造所をサイダリーCidery)または、ブルワリーBrewery)いう。日本では、ワイナリー(Winery)で作られているところもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ペリー (酒)」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.